教場シリーズの順番完全ガイド | ドラマ映画・小説のあらすじ・時系列を解説

教場シリーズの順番完全ガイド | ドラマ映画・小説のあらすじ・時系列を解説

ドラマ】「教場」の放送順と各シリーズのあらすじ
【映画】2026年公開予定の映画プロジェクトと最新情報
【小説】小説の教場シリーズを刊行された順番に沿って読む

木村拓哉さん主演で大きな話題を呼んだ『教場』シリーズ。
ドラマや映画、原作小説と展開されており、公開順番と物語の時系列も異なるため、教場シリーズはどの順番で楽しめばよいか迷うことも多いのではないでしょうか。

この記事では、映像作品(ドラマ・映画)と原作小説それぞれの順番やあらすじ、そして物語をより深く理解するための時系列を整理して解説します。

教場シリーズの順番まとめ

  • エンタメとして楽しみたい・木村拓哉さんのファンの方
    ドラマ放送順(教場 → 教場II → 教場0)で見るのが正解です。
    公開された順に謎が提示され、解き明かされていく構成になっているため、最も自然に物語に入り込めます。2026年の映画もスムーズに楽しめます。
  • 風間公親の人生を深く知りたい・納得感を重視する方
    時系列順(教場0 → 教場 → 教場II)で見ると、感情移入度が深まります。
    「なぜ彼は変わってしまったのか」という悲哀を感じながら物語を追うことができる、通好みの見方です。
  • ミステリー好き・細かい伏線を回収したい方
    原作小説を刊行順に読みつつ、補完としてドラマを見ると、両者の違いや小説ならではの叙述トリックや心理描写の深さを味えます。
この記事で分かること
  • ドラマ・映画版を最大限楽しむためのおすすめ視聴順とあらすじ
  • 風間公親の過去と現在を繋ぐ物語の正しい時系列
  • 原作小説とドラマ版の設定の違いや見どころの比較
目次

教場シリーズ| ドラマ・映画を見る順番を徹底解説

ドラマ・映画を楽しむ | 教場シリーズの順番を徹底解説

映像化された『教場』シリーズは、ミステリー要素と極限状態での人間ドラマが複雑に絡み合う構成が最大の魅力です。

木村拓哉さん演じる風間公親の冷徹な演技と、その奥に隠された真意を読み解く楽しさは、見る順番によって大きく印象が変わります。

ここでは、これまでのドラマ作品から2026年に公開を控える最新の映画プロジェクトまで、映像作品の世界観を余すことなく、そして最大限に楽しむための視聴ルートや各作品の重要ポイントについて、詳しく解説します。

ドラマ「教場」の放送順と各シリーズのあらすじ

これから『教場』の世界に初めて触れる初心者の方には、まずはシンプルに「放送された順番(公開順)」で視聴することを強くおすすめします。なぜなら、シリーズの構成自体が、まずは「謎多き鬼教官・風間公親」という圧倒的なキャラクターを提示し、その後に「なぜ彼は冷徹な鬼になったのか」という過去(エピソードゼロ)を明かすという、ミステリーとしての構造を持っているからです。最初に完成された「鬼教官」の姿を目に焼き付け、その後の作品で徐々に明かされる過去の断片を繋ぎ合わせていくことで、風間という人物の深みに触れることができます。

おすすめの視聴順(放送順)

  • 『教場』(2020年)
  • 『教場II』(2021年)
  • 『風間公親 -教場0-』(2023年)

『教場』(2020年)

あらすじ・見どころ
記念すべきシリーズ第1作。警察学校第198期を舞台に、冷徹な教官・風間公親が、生徒たちの抱える秘密や嘘、そして邪な動機を次々と見抜き、容赦なく退校届を突きつけます。

「警察学校は適性のない人間をふるい落とす場」という強烈なメッセージと共に、極限状態でのサバイバルが展開されます。
最後まで生き残るのは誰なのか、手に汗握る心理戦が魅力です。

『教場II』(2021年)

あらすじ・見どころ
前作から時が進んだ第200期が舞台。前作の卒業生が登場するなど、世界観の広がりを感じさせつつ、より巧妙化する生徒たちの問題行動に風間が対峙します。

ラストシーンでは、風間の右目が義眼となった原因に関わる衝撃的な過去の断片が提示され、物語は単なる学園ドラマを超えたサスペンスへと加速していきます。

『風間公親 -教場0-』(2023年)

あらすじ・見どころ
時系列を遡り、風間が警察学校の教官になる前、刑事指導官として新人刑事の現場教育(風間道場)に当たっていた時代を描きます。

彼がなぜ義眼になったのか、その悲劇的な理由と「鬼」の原点が明らかになる重要作です。月9枠で放送された本作は、毎話異なる新人刑事とのバディも見どころの一つです。

2026年公開予定の映画プロジェクトと最新情報

シリーズの集大成として位置づけられているのが、2026年に公開が予定されている待望の映画プロジェクトです。

特筆すべきは、その公開形態が非常にユニークである点です。従来の映画公開の枠組みを超え、動画配信サービスと劇場のスクリーンを連動させた、新しいエンターテインメントの形が提示されています。

映画プロジェクトの概要

  • 前編『教場 Reunion』(2026年1月 Netflix世界独占配信予定)
  • 後編『教場 Requiem』(2026年2月 劇場公開予定)

タイトルにある「Reunion(再会)」は、過去の教え子たちとの再会を示唆しており、これまでのドラマシリーズを見てきたファンにとっては胸が熱くなる展開が予想されます。

第198期や第200期の卒業生たちが、現場でどのように成長し、再び風間教官と対峙するのか、想像するだけで期待が高まります。一方、「Requiem(鎮魂)」と冠された後編では、風間公親の物語にいよいよ一つの決着がつく可能性があります。

「鎮魂」という言葉が何を意味するのか、風間自身の運命なのか、それとも彼が背負い続けてきた過去の悲劇に対する救済なのか。

配信と劇場を連動させたこのビッグプロジェクトを最大限に楽しむためにも、今のうちに過去作をしっかりと復習し、物語の流れを頭に入れておくことが重要です。

物語の時系列に沿って教場のシリーズを把握する

一度ドラマを見たことがある方や、風間公親という男の人生を「時間の流れ」に沿って追体験したい方には、以下の時系列順での視聴がおすすめです。

この順番で見ると、風間の人間性がどのように変化(あるいは深化)していったのかが鮮明に見えてきます。

若き日の刑事時代から、悲劇を経て教官となり、円熟味を増していく過程を一人の人間のドキュメンタリーのように追うことができます。

おすすめの視聴順(時系列順)

  • 『風間公親 -教場0-』(2023年)
  • 『教場』(2020年)
  • 『教場II』(2021年)
  • 『教場 Reunion / Requiem』(2026年)

時系列順で見ることの最大のメリットは、風間が「教場0」で味わった絶望や後悔を知った状態で、「教場」での厳しい指導を見られる点です。

「なぜそこまで厳しくするのか」「なぜ生徒を信じないのか」という理由が伝わり、単なるパワハラ教官ではなく、二度と部下や仲間を死なせたくないという、命を守るための厳しさであることがより深く、感情的に理解できます。

『風間公親 -教場0-』(2023年)

風間の立場:刑事指導官

主な出来事と物語の位置づけ
【エピソード・ゼロ】若手刑事と共に殺人事件の捜査にあたる「風間道場」時代。まだ両目が健在だった頃の姿から、ある事件によって右目を失い、義眼となるまでの壮絶な過程が描かれます。彼の「厳しさ」の根源となるトラウマと決意が刻まれる、物語の出発点です。

『教場』(2020年)

風間の立場:警察学校教官

主な出来事と物語の位置づけ
【第198期】警察学校に赴任し、「鬼教官」としての指導スタイルを確立させた時期。生徒たちの抱える闇を容赦なく暴き、警察官としての適性を極限まで試します。刑事時代の経験がどのように教育に活かされているかを知ることで、彼の言葉の重みが変わって聞こえます。

『教場II』(2021年)

風間の立場:警察学校教官

主な出来事と物語の位置づけ
【第200期】前作から2年後。より複雑化する生徒たちの問題に向き合いながら、自身の過去の因縁とも対峙します。刑事時代に逃した犯人との繋がりや、かつての教え子との関係性が描かれ、物語はクライマックスへと向かっていきます。

『教場 Reunion / Requiem』(2026年)

風間の立場:警察学校教官

主な出来事と物語の位置づけ
【第205期以降】最新作。過去のすべての出来事を経て、風間公親が辿り着く境地とは。これまでの集大成となる物語が展開されます。

実写版の教場シリーズを支える歴代豪華キャスト

『教場』シリーズの大きな魅力の一つは、主演の木村拓哉さんを取り巻く豪華なキャスト陣です。
特に生徒役や新人刑事役には、その時々の若手実力派俳優が起用され、彼らの演技合戦が見どころとなっています。

作品名主な生徒役・新人刑事役キャスト
教場
(第198期)
工藤阿須加(宮坂定 役) 川口春奈(菱沼羽津希 役) 林遣都(平田和道 役) 葵わかな(岸川沙織 役) 井之脇海(南原哲久 役) 西畑大吾(樫村卓実 役) 富田望生(枝元佑奈 役) 味方良介(都築耀太 役) 大島優子(楠本しのぶ 役) 三浦翔平(日下部准 役)
教場II
(第200期)
濱田岳(鳥羽暢照 役) 上白石萌歌(石上史穂 役) 福原遥(忍野めぐみ 役) 矢本悠馬(漆原透介 役) 杉野遥亮(比嘉太偉智 役) 目黒蓮(杣利希斗 役) 眞栄田郷敦(稲辺隆 役) 岡崎紗絵(伊佐木陶子 役) 重岡大毅(出馬求久 役)
風間公親 -教場0-
(新人刑事)
赤楚衛二(瓜原潤史 役) 新垣結衣(隼田聖子 役) 北村匠海(遠野章宏 役) 白石麻衣(鐘羅路子 役) 染谷将太(中込兼児 役)

注目ポイント:
シリーズを通して見ると、生徒役を演じた俳優たちがその後大きくブレイクしていることにも気づきます。

『教場』は若手俳優の登竜門的な側面も持っており、2026年の映画版に誰が生徒役として出演するかも大きな注目ポイントです。

教場の配信をAmazonプライムやNetflixで観る

2026年現在、ドラマ版『教場』シリーズを視聴するための配信状況は以下の通りです。

特に定額見放題で視聴できるサービスは限られているため、加入前にしっかりと確認することをおすすめします。

配信サービス配信状況備考
FOD
プレミアム

見放題
フジテレビ公式動画配信サービスのため、全シリーズが見放題で配信されています。ドラマ版をイッキ見するなら最も確実な選択肢です。
Netflix
一部配信予定
2026年1月より映画『教場 Reunion』の独占配信が決定しています。これに合わせて過去のドラマシリーズも解禁される可能性がありますが、現時点では確実ではありません。
Amazon
Prime Video

レンタル / なし
時期により異なりますが、基本的にはレンタル(都度課金)での視聴となるケースが多いです。プライム会員特典の見放題対象には含まれていないことが一般的です。
U-NEXT /
Hulu 等
×
なし
基本的にフジテレビ系列のドラマは配信されていないことが多いです。
TSUTAYA
DISCAS

宅配レンタル
DVD/Blu-rayの宅配レンタルサービスです。ネット配信がない作品でも、物理メディアとしてレンタル可能です。ネット環境に左右されずに視聴できます。

確実にシリーズを網羅したい場合はFODプレミアム、またはTSUTAYA DISCASなどの宅配レンタルサービスを利用するのが最も確実な方法といえます。

特に映画公開前後は配信権の移動などで状況が変わることもあるため、最新の情報を公式サイトで確認するようにしてください。

教場シリーズ| 原作小説を読む順番を徹底解説

原作小説を楽しむ | 教場シリーズの順番と魅力を深掘りする

長岡弘樹さんによる原作小説は、ドラマ版とは異なる重厚なミステリー小説としての面白さがあります。

映像では描ききれなかった詳細な心理描写や、小説ならではの叙述トリックを味わいたい方は、ぜひ原作も手に取ってみてください。

原作を読むことで、ドラマの背景にある設定の深さに驚かされるはずです。ここでは小説のおすすめの読む順番を解説します。

小説の教場シリーズを刊行された順番に沿って読む

原作小説も、基本的には「刊行された順番(発売順)」に読むのがおすすめです。

著者の筆致の変化や、シリーズが進むにつれて深まっていく風間公親という人物の掘り下げ方を、リアルタイムの読者と同じ感覚で味わえるからです。

おすすめの読む順番(刊行順)

  • 『教場』
  • 『教場2』
  • 『教場0 刑事指導官・風間公親』
  • 『風間教場』
  • 『教場X 刑事指導官・風間公親』
  • 『新・教場』
  • 『新・教場2』

1. 『教場』

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君には警察学校を辞めてもらう

作品内容・あらすじ

警察学校初任科第九十八期短期課程を舞台に、冷徹な白髪の教官・風間公親が、生徒たちの抱える秘密や不正を次々と暴いていく連作短編集。
「君には警察学校を辞めてもらう」という非情な通告と共に、警察官としての適性を極限まで問う衝撃の第1作。

おすすめポイント

ミステリーランキングで1位を獲得したシリーズの原点にして最高傑作です。
警察学校という閉鎖空間の異様な緊張感と、風間教官の圧倒的な存在感に、読み始めたら最後、ページをめくる手が止まらなくなります。
ドラマ版を見た人でも、結末の違いや原作ならではの冷徹さに改めて驚かされることでしょう。

出版年2013年
ジャンル・形式警察小説 / 連作短編集
受賞歴週刊文春ミステリーベスト10 2013年 第1位
メディア化ドラマ『教場』原作

2. 『教場2』

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退校者ゼロではなく、不適格者の排除

作品内容・あらすじ

第100期生を迎えた風間教場を描く続編。前作同様、様々な事情を抱えた生徒たちが集まり、風間の鋭い観察眼によってその仮面を剥がされていく。退校者ゼロを目指すのではなく、不適格者を容赦なく篩にかける風間の信念がより強固に描かれる。

おすすめポイント

前作よりもさらにパワーアップした「風間節」が炸裂します。特に、生徒たちが隠し持つ秘密のバリエーションが豊富で、人間心理の闇を覗き見るような怖さがあります。ドラマ版『教場II』の原作エピソードも多く収録されており、映像と文字で二度楽しめる一冊です。

出版年2016年
ジャンル・形式警察小説 / 連作短編集
メディア化ドラマ『教場II』原作

3. 『教場0 刑事指導官・風間公親』

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鬼教官誕生前夜、義眼の真実

作品内容・あらすじ

風間が教官になる前、県警本部捜査一課で「刑事指導官」を務めていた時代を描くエピソードゼロ。新人刑事と共に殺人事件の捜査にあたりながら、刑事としての資質を見極める「風間道場」の過酷さと、彼が義眼となるきっかけの事件が明かされる。

おすすめポイント

風間公親ファンなら絶対に避けて通れない、シリーズ最大のターニングポイントが描かれます。なぜ彼は右目を失ったのか、その衝撃的な事実はドラマ版とは異なる展開を見せます。刑事時代の風間は、教官時代とはまた違った鋭さと、どこか人間臭い苦悩も感じさせ、キャラクターの深みが増すこと間違いなしです。

出版年2017年
ジャンル・形式警察小説 / 連作短編集
メディア化ドラマ『風間公親 -教場0-』原作

4. 『風間教場』

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退校者ゼロへの挑戦状

作品内容・あらすじ

シリーズ初の長編作品。第102期を舞台に、新任校長から突きつけられた「退校者ゼロ」という至上命令に対し、これまで篩い落とすことを是としてきた風間がいかに対応するかが描かれる。組織論やリーダーシップ論の側面も含んだ意欲作。

おすすめポイント

短編集のテンポの良さとは一味違う、長編ならではの重厚なストーリー展開が魅力です。「生徒を辞めさせない」という制約の中で、風間がどのような指導を見せるのか、その手腕に注目です。組織の中での葛藤や、上層部との駆け引きなど、社会人なら共感できる要素も多く含まれています。

出版年2019年
ジャンル・形式警察小説 / 長編

5. 『教場X 刑事指導官・風間公親』

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空白を埋めるミッシングリンク

作品内容・あらすじ

『教場0』に続く刑事指導官時代の短編集。ドラマ『教場0』の後半エピソードの原作も含まれており、義眼となった後の風間の刑事としての生き様や、警察学校への異動が決まるまでの「空白の期間」を埋める重要なミッシングリンク。

おすすめポイント

一見すると番外編のように見えますが、実はシリーズを深く理解するために欠かせない重要なエピソードが詰まっています。特に、義眼となってからの風間の心境の変化や、教官への転身を決意するに至る経緯は必読です。ドラマ版のクライマックスに関連する話も収録されており、伏線回収の快感が味わえます。

出版年2021年
ジャンル・形式警察小説 / 連作短編集

6. 『新・教場』

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伝説の始まり、若き日の教官

作品内容・あらすじ

タイトルに「新」とあるが、時系列は第1作『教場』よりも古い第94期を描く。風間が初めて教壇に立った「教官としての初年度」を描いており、完成された鬼教官の前段階、試行錯誤や初期の指導方針が垣間見える原点回帰の作品。

おすすめポイント

「新」なのに「最古」という時系列のトリックが面白い一冊です。完成された「鬼」になる前の、まだ少し青さが残る風間の姿は新鮮で、シリーズを読み続けてきた読者にとっては感慨深いものがあります。彼がどのようにして独自の教育メソッドを確立していったのか、その試行錯誤の過程を知ることができます。

出版年2023年
ジャンル・形式警察小説 / 連作短編集
メディア化映画『教場 Reunion』原作予定

7. 『新・教場2』

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そして物語はクライマックスへ

作品内容・あらすじ

シリーズ最新刊。第95期以降の教場を舞台に、かつての教え子との連携や、新たな世代の生徒たちとの対峙が描かれる。2026年公開の映画後編の原作となる可能性が高い、シリーズの現在進行形。

おすすめポイント

2026年公開の映画プロジェクトに直結する最新のエピソードです。過去の教え子たちが登場するなど、シリーズの集大成としての側面も強く、これまでの物語を追いかけてきたファンにとってはたまらない展開が待っています。映画を見る前の予習としても最適です。

出版年2024-2025年
ジャンル・形式警察小説 / 連作短編集
メディア化映画『教場 Requiem』原作予定

特に第1作『教場』はミステリーランキングで1位を獲得した傑作であり、まずはこの一冊で「教場ワールド」の独特な緊張感と空気感に触れてみるのが良いでしょう。短編集形式なので、通勤・通学の合間にも読みやすい構成になっています。

風間公親の過去を辿る小説の時系列順リスト

原作小説は、刊行順と物語内の時系列がかなり複雑に入り組んでいます。

そのため、物語の流れを歴史年表のように正しく理解したい場合は、以下のリストを参考に読み進めるか、頭の中で整理することをおすすめします。
風間のキャリアを時系列で整理すると以下のようになります。

  • 【刑事時代】
    『教場0』(両目が健在な時期を含む)
    『教場X』(義眼となった後の刑事指導官時代)
    ※ここで描かれる「風間道場」での経験が、後の教官としての指導スタイルの基礎となっています。
  • 【教官時代(初期・黎明期)】
    『新・教場』(第94期:教官として初めて着任した頃)
    ※まだ「伝説の教官」になる前の、少し若々しさも残る風間の姿が描かれます。
  • 【教官時代(全盛期・完成期)】
    『教場』(第98期)
    『教場2』(第100期)
    ※私たちがよく知る、一切の隙がない「鬼教官」としての風間がここにいます。
  • 【教官時代(転換期・成熟期)】
    『風間教場』(第102期:退校者ゼロへの挑戦)
    『新・教場2』(第95期以降のエピソードも含む)

「新・教場」というタイトルですが、実は時系列的には無印の『教場』よりも古い、第94期の話である点に注意が必要です。

教官になりたての、まだ試行錯誤している風間の姿が見られる貴重なエピソードであり、彼がいかにして独自の教育メソッドを確立していったのかを知る手がかりとなります。

教場Xや新教場のミッシングリンクを詳しく解説

シリーズの中で見落とされがちなのが『教場X』です。
タイトルが番外編のように見えますが、実はこの巻には、ドラマ『教場0』の後半パートの原作となる重要なエピソードが含まれています。

多くの読者がタイトルや刊行順の誤解から『教場X』を後回しにしがちですが、それは非常にもったいないことです。

特に、風間が義眼になった後の刑事生活や、なぜ刑事指導官を辞めて警察学校の教官になることを決意したのか、その心理的な変化を知るためには必読の一冊です。

右目を失った直後の苦悩や、それでも刑事としての職務を全うしようとする執念、そして「これ以上、優秀な刑事を死なせたくない」という思いがどのように「教場」へと繋がっていくのか。

そのミッシングリンク(失われた環)がここにあります。

また、『新・教場』では、ドラマやこれまでの小説で完成されていた「完璧な鬼教官」に至るまでのプロセスが描かれており、これらを読むことでシリーズ全体の解像度が劇的に上がります。

単なるスピンオフだと思って読み飛ばすのは避けるべき、本編の一部とも言える重要な作品群です。

原作小説とドラマの違いや漫画版独自の展開

原作とドラマでは、いくつかの重要な設定変更があります。メディアの違いによる演出上の都合もありますが、それぞれの媒体に最適化された結果とも言えます。

最も大きな違いは「義眼になった理由」です。

ドラマ版では犯人(十崎波瑠)との雨のビルの屋上での死闘によると解釈できますが、原作ではより現実的な、捜査中のアクシデントとしての側面が強く描かれています。
(詳細な経緯については映像作品でも明確には語られていません)

ここが違う!原作とドラマ

  • 主要キャラの運命:
    ドラマでは劇的な展開のために殉職してしまうある主要キャラクター(宮坂定など)が、原作ではその後も元気に活躍していたり、風間の良き協力者となっていたりします。原作ファンにとっては救いとなる部分でもあります。
  • 期数の設定:
    ドラマでは時代設定を現代(スマートフォンの普及など)に合わせるため、原作の「第98期」などが「第198期」といった具合に、プラス100期された設定になっています。これはドラマ版が原作の100期後の世界、あるいは一部ではパラレルワールド的解釈をするファンもいます。
  • 義眼の原因:
    原作では特定の宿敵による襲撃というよりも、刑事という職業が孕む日常的なリスクの結果として描かれる傾向があります。ドラマ版のエンターテインメント性とは対照的な、静かなリアリティがあります。

また、漫画版(コミカライズ)も出版されており、こちらは原作小説のストーリーを忠実に再現しつつ、視覚的に分かりやすく構成されています。

小説の文章量はハードルが高いけれど、ドラマとは違う原作の展開を知りたいという方には漫画版もおすすめです。キャラクターの表情や緊迫した空気感が絵で表現されているため、小説とはまた違った没入感を味わうことができます。

迷ったときの最適な教場のシリーズの順番のまとめ

最後に、あなたの目的に合わせた最適な「教場シリーズの楽しみ方」をまとめます。

  • エンタメとして楽しみたい・木村拓哉さんのファンの方
    ドラマ放送順(教場 → 教場II → 教場0)で見るのが正解です。
    公開された順に謎が提示され、解き明かされていく構成になっているため、最も自然に物語に入り込めます。2026年の映画もスムーズに楽しめます。
  • 風間公親の人生を深く知りたい・納得感を重視する方
    時系列順(教場0 → 教場 → 教場II)で見ると、感情移入度が深まります。
    「なぜ彼は変わってしまったのか」という悲哀を感じながら物語を追うことができる、通好みの見方です。
  • ミステリー好き・細かい伏線を回収したい方
    原作小説を刊行順に読みつつ、補完としてドラマを見ると、両者の違いや小説ならではの叙述トリックや心理描写の深さを味えます。

どの順番で触れても、その圧倒的なリアリティと人間ドラマに引き込まれることは間違いありません。
ぜひ、ご自身に合った入り口から『教場』の世界を堪能してください。

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この記事を書いた人

「エンタメMAG」は、ミステリー小説や時代小説など小説全般をはじめ、映小説や映画・ドラマなどを取り扱うエンタメブログです。話題の作品紹介やレビューに加え、「作家やシリーズ作品の読む順番」 といった役立つ情報をまとめています。元古本屋店員、Audible歴4年(聴き放題制以降前から)のオーディオブック愛好者で、耳で楽しむ読書「オーディブル」に関する情報も豊富に発信しています。

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